Date: Fri, 11 Oct 96 12:45:20 JST
From: UVSOR USERS NEWS 
Subject: [UUN:12] UUN 1(5) 96/03/05 第 
 27 回 
 UVSOR 運営委員会と第 
 15 回学会等連絡会議の報告 
To: UUNML@wbase.fuee.fukui-u.ac.jp (UVSOR Users (News) ML)
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UVSOR利用者懇談会への正式登録を!!!(2号・3号2a2を参照)

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*     UVSOR USERS NEWS (UUN) Vol.1 No.5 (1996.03.05)      *
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                前号 Vol.1 No.4 は 1996.03.01 発行済
                事務局 uunoffice@lunasor.ims.ac.jp


第27回UVSOR運営委員会と第15回学会等連絡会議の報告
                        UVSOR利用者懇談会事務局

 表記2会議が1月末に開かれ、平成8年度課題審議、UVSOR 運営委員会委員改選
などが行われました。初めて課題申請が不採択になるということが起こったことなど
を
含め、簡単にご報告します。
 なお、不採択は原則的に望ましくないことですが、今後もビームラインの事情など
によっては起こり得るかと思われます。審査基準は
   1.学問的に優れていること
   2.研究組織として問題がないこと
   3.実施計画が具体的で、実行可能性が明白であること
   4.そのビームラインでないとやれないこと、
などということですので、実行チームの構成や実行計画を練り上げ、特にビーム
 ライン担当者との事前相談、打ち合わせをしっかりと行っておくのが有効かと思わ
れます。また、学生諸氏の卒論、修論などについては、今回このようなことが
あったことを織り込んで計画を立てる必要があるかもしれませんし、ビームライン
担当者との打ち合わせでもそのような要因も含めて相談していただくのが良いので
はないでしょうか。ご意見などありましたら、事務局または世話人までお教え頂け
れば幸いです。
 課題申請された皆様には、施設からマシンタイムの配分等連絡があったと思いま
すが、審査・採択された課題申請の一覧は別途 UUN でお知らせする予定です。

1.第27回UVSOR運営委員会(H8.1.22)
 この委員会の役割等については、UUN1(1) (H7.12. 14) の第5項に紹介がありま
す。今回は下記のような項目で行われました。
  (1)分子研の現況(所長)
  (2)UVSORの現況(共同研究進行状況、光源、観測システム)
          (小杉、濱、木下)
  (3)課題研究関係(成果:薬師、難波、鎌田; 申請:見附、宇理須、中川)
  (4)申請課題の審査
  (5)UVSORの将来計画

  (1)(2)から人事でUVSORに関係したもの(H7.10以降)のみ紹介します。

   異動年月日 氏名         新           旧 
   H7.10.1   平谷篤也 広島大理学部助教授   極端紫外光実験施設助手
   H7.10.1   保坂将人 極端紫外光実験施設助手 放射線医学総合研究所
               (光源)          客員研究官
   H8.4(予定)下條竜夫 極端紫外光実験施設助手  電子構造研究系
                             非常勤研究員
     
  (3)では、UUN1(1)で紹介した7B改造(福井大 中川)を含む3件が課題研究
   として申請されました。

  (4)では、施設利用の申請の内、1B、8Aで各1件の課題申請が採択されま
    せんでした。課題の不採択は今回が初めてです。両ビームラインは、
    7Bの改造による1Bへのしわ寄せ、8Aでの多くの利用者といったことで
    混み合っており、課題審査小委員会からチーム構成、実験内容の具体性、
    担当者との事前相談が無かったことなどの点を勘案して、この2課題を
    不採択とした原案が示されました。改めて審議しましたが、混雑が激し
    いこと、東大物性研INS-SORでは(不採択+次回再申請)も良く起こって
    いる、といったことで、不採択そのものはやむを得ないとして了承され
    ました。
    ただ、これまでは却下は無かったので、申請者も採択を前提に計画
   していることが考えられ、(i)今回不採択チームには事情を説明して了解
   して貰う、(ii) 不採択があり得ることを懇談会ニュース等でユーザーに
   知って貰う、といったケアをすることになりました。[今回のこの報告が
     この (ii) に当たることになります。]
    結局、課題研究3、協力研究  11、招へい協力研究1、施設利用 70 のUVSOR
   共同研究が採択されました。

  (5)では小杉委員長からUUN1(4)で紹介した資料をもとに将来計画が説明され、
   議論がなされました。

2.学会等連絡会議(H8.1.29)
  この委員会で、UVSOR運営委員会所外委員が改選されました。現委員の
 柿崎明人、春日俊夫、松下正の3氏が2期4年で退任され、代りに木原元央、
 神谷幸秀、村田隆紀(次期UVSOR懇談会会長)の3氏が選ばれました。今回で
 2期満了とならない委員は留任となりました。
  新しい所外委員は次の通りです(所内委員も交代予定ですので、全員の
  名簿は改めて報告します。)

    所外 太田俊明(東大理教授) 
       神谷幸秀(東大物性研教授;軌道放射物性研究施設長)
       木原元央(高エ研教授;放射光実験施設長)
       小谷野猪之助(姫工大理教授)  
       関 一彦(名大理教授)
       村田 隆紀(京都教育大教育教授)
       渡辺 誠(東北大科計研教授)