Date: Fri, 11 Oct 96 13:41:40 JST
From: UVSOR USERS NEWS 
Subject: [UUN:15] 薬品安全委   
To: UUNML@wbase.fuee.fukui-u.ac.jp (UVSOR Users (News) ML)
X-Mail-Count: 00015

UVSORのユーザーの皆様へ 

 4月から、化学薬品安全委員が交替しました。また、新しいユーザーの方も
だんだん増えてきた様に思います。そこで、化学薬品や実験試料の使用に関する
ルールを皆様に再度ご確認していただくよう、お願いします。とくに、使用届や
処理届の提出、掲示が規則通り守られていない例が目立ちますので、1.1の(1)
〜(6)と4.と5.は必ず目をお通しください。不明な点や薬品の処理方法についての
ご質問は4名の委員にご遠慮無くお尋ね下さい。

───────────────────────────────

UVSOR利用実験における

実験試料・化学薬品の使用について(平成8年5月改訂)
───────────────────────────────

                   UVSOR化学薬品安全委員会



1.概要

 UVSORストレージリング室内で、実験試料または化学薬品を使用する
ときには、本委員会への届出が必要です。利用実験を行う方は、所定の手続
きにしたがって使用届を提出して下さい。

 以下の規則を遵守されない方は、利用実験が行えませんので、十分にご注意
を願います。




1.1  UVSOR協力研究とUVSOR施設利用

 (1) 使用届に必要事項を記入ののち、UVSOR共同研究の申込書に添付
して申込期限までに国際研究協力課に送付して下さい。(提出方法の詳細は2を、
記入要領は3を参照のこと)
 (2) UVSORに来所されるときに、使用届のコピーを3枚持参して下さい。
 (3) 実験遂行者は、利用実験を開始する前に、使用届のコピーをリング室入口
とビームライン横に掲示して下さい。(掲示方法の詳細は4を参照のこと)

 (4) 実験遂行者は、利用実験を開始する前に、使用届のコピー1枚をビーム
ラインマスターもしくは所内対応者にお渡し下さい。

 (5) 有害性のある薬品については、取扱・処理届の書類提出が必要となること
があります。共同研究の採択通知の中にこの書類が同封されている場合には、
記入ののち速やかに担当安全委員に返送して下さい。

 (6) 共同研究の申込書に添付する使用届は国際研究協力課に、それ以外のすべ
ての書類は各ビームラインの担当安全委員に提出して下さい。



*使用届(変更の場合)と処理届の提出先:次の担当安全委員まで。


   1B,2B1,5A,6A1,7A,7B  担当  基礎光化学研究部門      田原太平

                                                   TEL (0564)-55-7391
   3A1,3A2,5B,8A,8B1  担当    UVSOR実験施設      下条竜夫

                                                   TEL (0564)-55-7403
 
  1A,2A,2B2,3B  担当       反応動力学研究部門      見附孝一郎

                                                  TEL (0564)-55-7445

    4A,4B,6A2,6B,8B2  担当   反応動力学研究部門      間瀬一彦

                                                  TEL (0564)-55-7442






1.2  所内ユーザーによる所内ラインでの研究(所内利用)


 (1) 使用届に必要事項を記入して、マシンタイムの1週間前の月曜日までに担当
委員に送付して下さい。(提出方法の詳細は2を、記入要領は3を参照のこと)
 (2) 実験試料・化学薬品の使用の有無に関わらず、シャットダウン以外のすべて
の週について、使用届を提出して下さい。但し、それらを全く使用しない週が
2週間以上続く場合には、最初の週にその旨を使用届に記入して、次週から届出
をしなくても結構です。
 (3) 実験遂行者は、各週の実験開始日の最初に使用届のコピーをリング室入口と
ビームライン横に掲示して下さい。(掲示方法の詳細は4を参照のこと)
 (4) 有害性のある薬品については、取扱・処理届の書類提出が必要となること
があります。使用届を担当委員に提出後、上記書類が委員会から送られた場合は、
記入して担当委員に返送して下さい。
 (5) リング室内での実験試料・化学薬品の保管については、別途保管届の提出が
必要になります。(2を参照のこと)
 (6) すべての書類は、各ビームラインの担当安全委員に提出して下さい。



*処理届または使用届の提出先:次の担当安全委員まで。

    1A,2A,2B2,3B  担当       反応動力学研究部門      見附孝一郎

                                                  ext 7445

    4A,4B,6A2,6B,8B2  担当   反応動力学研究部門      間瀬一彦
                                                   ext 7442



 特定高圧ガス(7種)をリング室内に持ち込むに当たっては、専用の申請書を
特定高圧ガス委員会(担当:宇理須恒雄)に提出する必要があります。





2.「実験試料・化学薬品の使用届」(略称:使用届)の提出に関する注意事項

この届けが未提出の場合は、共同利用実験ができません


 (1) 試料・化学薬品等の使用のあるなしにかかわらず、必ず提出して下さい。
 (2) 提出後に変更があった場合には、速やかに再提出して下さい。
 (3) 本委員会から、折り返し取扱・処理届の様式が返送された場合には、記入
後速やかに御返送下さい。
 (4) 同じ実験試料・化学薬品について、以前に取扱・処理届を提出したことが
あり、取扱や処理の方法の変更がない場合には、使用届の該当欄にチェックし、
対応する登録番号を記入すれば、新しい取扱・処理届の提出は省略できます。
 (5) 実験試料・化学薬品をリング室内に保管することを希望する方は、委員会
に責任者、連絡先、保管期間、理由を記載した保管届(A4版、任意様式)を提出
して下さい。
 (6) 未届の実験試料・化学薬品は、通達なしに処分されることがあります。
 (7) 既に試料・薬品の保管届を提出してあっても、その試料・薬品を実験に
使用する時には、その都度使用届を提出する必要があります。





3.記入要領


 (1) ビームライン、安全委員名は各自記入してください。安全委員名は1.1
(6)の担当安全委員とします。
 (2) 試料・薬品等の使用が一切ない場合は、薬品名の欄に「なし」と記入する
こと。なお、以下の薬品については、使用届に記入する必要はありません。

窒素・希ガス・アセトン・エタノール・メタノール・サリチル酸ナトリウム・
ドライアイス
 (3) 実験期間欄は、未定の場合には記入しないでください。(半年を全部
覆うような記入の仕方は避けてください)
 (4) 常温・常圧で気体のものと、それ以外のものとを分けて記入してください。
 (5) 形態は、リング室内に持ち込む時の形態(金属ボンベ、ガラス容器等)
とします。
 (6) 数量は、気体試料についてはボンベの容量と、充填圧(液化ガスの場合には
試料重量)と、本数を記入、その他の試料については、重量(又は容量)と個数を
記入してください。
 (7) 登録済欄には、同じ実験試料・薬品について、以前に、取扱・処理届を提出
したことがある場合に○印でチェックし、さらに、その登録番号を末尾の“過去
の登録番号欄”に記入してください。
 (8) 有害性は微量または密封品であっても、○印でチェックすること。複数ある
場合は、すべての欄にチェックしてください。
 (9) 爆発性は、衝撃あるいは加熱により爆発するものです。
 (10) 酸化性は、加熱、圧縮、又は酸やアルカリなどの添加によって、強い酸化性
を示すものです。
 (11) 禁水性は、吸湿あるいは水との接触によって、発熱、発火、有害ガス発生す
るものです。
 (12) 強酸性は、無機、有機の強酸類とします。
 (13) 腐食性は、人体に接触した時、皮膚や粘膜を強く刺激し、又は損傷するもの
です。
 (14) 有毒性は、有害性許容濃度200ppm未満、又は200mg/m3未満のもの、又は経口
致死量300mg未満のものとします。ただし、気体試料では有毒の指定があるものすべて
とします。
 (15) 放射性物質は、一切持ち込めません。




4.使用届の掲示に関する注意事項

以下の項目が守られない場合には、共同利用実験が行えません。


 (1) 共同研究を遂行する週(マシンタイム)の最初に、使用届のコピーをリング室
入口のホワイトボードの指定位置に掲示して下さい。
 (2) 次に、各ビームラインの横に据え付けられているA2版ホワイトボードの右
半分に、使用届のコピーを掲示して下さい。
 (3) 最後に、A2版ホワイトボードの左半分の指定位置に、必要事項を記入して
下さい。(試料・化学薬品名、臭い、担当者名、緊急時の対応方法など)




5.取扱・処理届の登録番号の付け方について


 (1)  登録番号は、年度+ビームライン番号+申請者名+通し番号とします。
 (2) 年度は平成6年度前期なら6F、平成6年度後期なら6Sとします。
 (3) ビームライン番号はBLを省略して記入。すなわち、1A、2B2など。
 (4) 申請者名は、名字のみとします。
 (5) 通し番号は特定の年度+ビームライン番号+申請者名について、順番に1から
つけてください。

    例:6F−3B−見附−1、8S−2B1−間瀬−3など


                          不明な点は、委員までお問い合わせください。



 






****************************************************************************
Koichiro Mitsuke                             e-mail: mitsuke@ims.ac.jp
Institute for Molecular Science
Myodaiji, Okazaki 444, Japan
TEL 81(Japan)-564-55-7445 (office),    FAX 81(Japan)-564-53-7327 (office)
    81(Japan)-564-55-7446 (Secretary, Kobayashi)
****************************************************************************