Date: Fri, 1 May 98 20:13:56 JST
From: "The Office of UVSOR User's Union" 
Subject: [UUN:26] UUN 2(5) 1998.05.01 第31回UVSOR運営委員会報告 
To: UUNML@wbase.fuee.fukui-u.ac.jp (UVSOR Users (News) ML)
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*     UVSOR USERS NEWS (UUN) Vol.2 No.5 (1998.05.01)     *
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            前号 Vol.2 No.4 は 1998.04.29 発行済
            UUN に関するご意見・お問い合わせ等は
             UVSOR 利用者懇談会(UVSOR Users Union)事務局
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            UVSOR のホームページは
             http://www.uvsor.ims.ac.jp
                   (UUN の backnumber も読めます)


第31回UVSOR運営委員会報告

                         利用者懇談会 前会長 村田隆紀

 UVSOR運営委員会には、利用者懇談会が設立されて以来、懇談会からの1人が委員に
なることになっています.私はこれまで課題選定のための小委員会や運営委員会に出席して、
審議に加わってきました。本来ならば、毎回報告をすべきところでしたが、これまで懇談会
の総会等での口頭報告のみを行ってきたために、懇談会の方々に情報が十分伝わらなかった
点について、反省しています.

 遅ればせながら、本年1月30日に行われた運営委員会での議論の一部について、ご報告
いたしますので、本年度後期に申請をされる際の参考にしていただければ幸いです.なお、
施設側からメーリングリストを通して、随時提供されている情報と重複することもあります。

 運営委員会のもっとも重要な議題は課題審査ですが、これについては、事前に小委員会で
すべての申請書を詳しく読んで、原案を作成します.この作業はかなりの時間と労力を要し
ますが、現在のところでは大部分の課題が採択され、マシンタイムを運転時間を勘案しなが
ら配分することになっています.その際にいくつかの問題が指摘されています.

 1.申請書に記されている実験計画や研究内容の記述が不十分で、研究の意義を読み取り
   にくいものがある。このような申請についても一律にマシンタイムを配分することで
   よいのかどうか.

 2.現在のところはほぼ100%近い採択率となっているが、この事が将来にわたって保
   証できることではない。近い将来、運転時間削減というきびしい状況が予想される。
   その際には、採択率100%を維持することはできなくなる.また、すべての申請に
   平等に時間配分することを原則とすることが正しいのかどうかについても、議論すべ
   き時が来ている.価値のある研究、意義のある実験に対して、優先的にマシンタイム
   を配分するという考え方があってもよい。

 3.100%の採択率がかえって今のままで十分であると解釈され、運転時間延長の予算
   要求の根拠になりにくいということがある。所として関係部局に説明をしているが、
   なかなか理解してもらえないという難しさがある。

 このような問題点が出されていますので、今後の申請の際には、これらの点に十分留意して
置かれることが大切であろうと思います.

なお、運営委員会の報告ではありませんが、来所の前にはユーザーに配布されている「UVS
OR施設ガイドブック」を精読してくることを要請されています。特に古くからのユーザーの
場合には、最近になっていろいろと変わった部分があるので、Updateした情報を確実に知って
おいてほしい、と言うのが施設側からの要望です.

 また、夜間に無人になったときのベークの際の火災や、水漏れその他の事故が起こらないと
も限らないので、夜間には退出する前に、ロッジの部屋番号を実験ステーションに記しておく
ことも忘れずに実行してください.