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* UVSOR USERS NEWS (UUN) Vol.4 No.1 (1999.06.08) *
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前号 Vol.3 No.9 は 1998.12.17 発行済
UUN に関するご意見・お問い合わせ等は
UVSOR 利用者懇談会(UVSOR Users Union)事務局
uuuoffice@lunasor.ims.ac.jp
UVSOR のホームページは
http://www.uvsor.ims.ac.jp
(UUN の backnumber は再構築中)
EICOグループミーティングの報告
5月28日の化学反応討論会終了後に下記のようなEICOグループミーティングを企
画いたしましたところ、約30名の皆様のご参加をいただき、盛会のうちに有益な討
論を行うことができましたので、ご報告申し上げます。
特に、EICOにおける表面と気相の利点と欠点、中性生成物の検出の可能性、画像法
の利用などについて活発な討論が行われました。その他にも、装置の改造や新しいプ
ロジェクト及び最近の皆様の研究のご講演をいただき、我々のみならず参加者の皆様
もコインシデンス研究の将来の方向性を考える際に大変参考になったことと思いま
す。
しかしながら、活発な討論が長引かせてしまい、19時からの教授助教授懇談会の
時間に食い込みそうになるという座長の不手際により、最後の3講演の議論が不十分
なまま終わったことを心からお詫び申し上げます。
1.ミーティングの目的:
1)UVSOR-2B1の改造(ミラー交換、光軸調整、新超高真空槽立ち上げ、
EICO3号機製作、立ち上げ)について報告する。
2)新しいプロジェクト(BL-8B1での気相EICO、実験室での
電子ビーム励起気相EICO、Siegbahn型電子エネルギー
分析器の開発、イオンエネルギー分析用CMAの開発、
コインシデンス用リフレクトロンの開発)を紹介する。
3)グループメンバーの最近の活動(HiSORやSPring8のEICO、信定さん
の理論)を紹介してもらう。
4)関連研究者のコインシデンス研究を紹介してもらい、
UVSOR-EICOグループの将来の方向性を考える際の参考にする。
A)PFでのコインシデンス研究(繁政さん、彦坂さん)
B)実験室内でのコインシデンス研究(高橋さん)
2.日時:5月28日(金)、16:30-18:00(反応討論会は16:15までの予定)
3.場所:研究棟201号室、
4.内容
1)はじめに(5分):(分子研)間瀬一彦
2)UVSOR電子−イオンコインシデンス研究の現状と将来
BL-2B1の改造(5分):(分子研)田中慎一郎
新型電子−イオンコインシデンスアナライザーの開発(5分):
(分子研)間瀬一彦
BL-8B1での気相電子−イオンコインシデンス研究(5分):
(分子研)下條竜夫
実験室での電子ビーム励起による気相EICO研究(5分):
(分子研)長岡伸一
3)話題提供
HiSORにおける電子ーイオン・コインシデンス測定の近況(10分):
(広大理)池永英司
PFでの電子−電子コインシデンス研究(10分):(物質研)彦坂泰正
PFでの電子−イオンコインシデンス研究(10分):(分子研)繁政英治
SPring8でのコインシデンス研究の可能性(5分):(広大理)吉田啓晃
画像法を用いた光電子ー光イオンコインシデンス装置の試作(10分):
(東北大科研・オックスフォード大)高橋正彦、J.H.D. Eland
H2O及びCH3OHの2正孔状態からのイオン性解離の理論---現状と問題点---
(10分):
(北大院理)信定克幸、田中皓
4)おわりに(5分):(分子研)長岡伸一
5.今後の予定
2000年1月に分子研で放射光学会が開かれたときに
第2回EICOユーザーミーティングを企画する。
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事務局注
分子研に流動中の 長岡伸一 先生 (nagaoka@ims.ac.jp)
より EICOグループ
ミーティングの報告 を UUN に投稿していただきました。同様な機会がありま
したら是非 UUN をご利用下さい (事務局 uuuoffice@lunasor.ims.ac.jp)。