***********************************
* *
* UVSOR USERS NEWS (UUN) Vol.4 No.4 (2000.02.07) *
* *
***********************************
前号 Vol.4 No.3 は 2000.02.03 発行済
UUN に関するご意見・お問い合わせ等は
UVSOR 利用者懇談会(UVSOR Users Union)事務局
uuuoffice@lunasor.ims.ac.jp
UVSOR のホームページは
http://www.uvsor.ims.ac.jp
(UUU のホームページもこちらから)
UVSOR 利用者懇談会会合報告
日時 2000年1月7日 11:05-12:00
場所 平成11年度放射光学会 Y 会場(岡崎カンファレンスセンター)
出席者 約30名
1. 難波 (神戸大) 会長挨拶
2. 小杉施設長からの分子研を含む情勢報告
a. 光源系の教授・助手を分子研の概算要求のトップで申請中。しかし、
岡崎機構としての概算要求「統合バイオサイエンスセンター」創設が
優先されたため、平成12年度は認められなかった。平成13年も引き続
きトップ要求。
b. (99.12に作成した)パンフレット「UVSOR将来計画-21世紀の放射光分子
科学に向けて-」に沿って将来計画について説明
イ. UVSORの大きな 4 つの柱の説明
1.現施設の光源とビームラインのupgrade
2.FEL 利用、レーザー併用実験などの新分野開拓
3.高輝度軟X線施設(所外)での分室計画
4.次期リング計画UVSOR-2(高輝度VUV施設)
ロ. 直轄研予算の一律15%削減の影響で第一の柱の現行装置類のスク
ラップ&ビルドが頓挫し、一方第三・第四の柱が先延ばしになっ
てい
るため、年次計画に穴があき、このままだと光源など基幹部
の老朽化が深刻になる。
ハ、そのため、現行のリングの Upgrade (リングのサイズは現状のま
まで性能を高める) も視野に入れた高度化計画を年次計画に加え
て概算要求として打ち出していく。詳細は濱助教授の後任で3月
1日着任予定の加藤政博助教授(現PF)が中心になって検討す
る。(加藤さんの紹介があった)
c. 以上を背景にして、次期リング計画も視野に入れつつ、施設利用ビー
ムラインの将来計画に対するユーザーの声(懇談会を中心にして)に
期待
3. 鎌田助教授による施設の現状(マシン運転を含む)
a. リング運転は2000年問題をクリヤした。
b. 直轄研予算の一律15%削減の影響もあり、人事・予算は現状維持が精一杯
c. 共同利用の旅費もここ10年来増額無し。
d. 施設利用に空きがあるときの随時申請の方式を変更した。随時利用に限り
申請代表者が2つ以上申請することが可(但し,運営委員会での承認が必要)。
旅費も余裕があれば支給可。
e. UVSOR 協力研究が分子研の協力研究に統一された。
f. 各ビームラインの簡単な報告、各BLとも大きなトラブルは無かった。光源
側ではRFサーキュレーターで不調あり。
g. 放射線関係では、JCO 事故以来厳しくなる一方。科技庁による調査もあっ
た。結局、ユーザーにも厳しい対応を迫らなければならなくなりそう。近
い将来、UVSOR で来所ユーザー全員に個人モニターを所持させることにな
る。
h. 同様に毒劇物についても厳しくなっている。毒劇物の管理者は下條助手。
i. UVSOR ガイドブックが新しくなっている(事務局注:1999.8、WEBでも読め
る [http://www.uvsor.ims.ac.jp/guide/guide.htm])。
j. 申請件数の推移で、件数が減少傾向。但し、長期的なのか短期的なものか
はわからない。しばらく推移を見守る。
4. 事務局から(福井担当)
a. 現世話人の任期が3月末に切れるので次期世話人選挙を3月までに行う。
b. 世話人に一任されていた懇談会の「申し合わせ」については、最終案を
メーリングリストで公開していたが、頂いた意見を参考に「申し合わせ」
を決めた。近くメール等で流す。
c. 「申し合わせ」に従い、会員から入会金を頂く事になるが、当分は見合わ
せる。
5. 佐藤(東北大)放射光学会々長からの挨拶
a. 挨拶に次いで、放射光学会が今後も健全であるために、会員数の増加が
必要であるので、学会への入会の御願いしたいこと。及び、会員増加への
協力要請。
6. その他
a. 難波会長より分子研UVSOR運営委員会への運営委員の選出について説明と
提案があった。UVSORの最高機関である運営委員会には利用者懇談会の会長
が入っているが、村田前会長(京教大)の任期が切れるに当たり、1月中
に次期委員を推薦する必要がある。しかし、次期会長は3月に選出される予
定で時間的に間に合わないため、次期会長の替わりとして分子研の極端紫外
光科学研究系の流動部門に来られた教授の方々から一人を推薦したいとの提
案があり、了承された(追記:その後、運営委員の選挙が行なわれ、上野信雄
氏(千葉大)が運営委員の一人に選出された)。