From: Shin-ichi KIMURA <skimura@kobe-u.ac.jp>
Date: Mon, 08 May 2000 08:15:46 +0900
To: UUN@lunasor.ims.ac.jp
Subject: UUN 5(1) 2000.05.08 懇談会会長の交代

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*     UVSOR USERS NEWS (UUN) Vol.5 No.1 (2000.05.08)    *
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            UUN に関するご意見・お問い合わせ等は
             UVSOR 利用者懇談会(UVSOR Users Union)事務局
             uuuoffice@lunasor.ims.ac.jp
            UVSOR のホームページは
             http://www.uvsor.ims.ac.jp
                   (UUN の backnumber も読めます)
 
 

懇談会会長の交代

 難波会長の任期は本年3月末日までの2年間と決められていました。これに伴い、次期
世話人の選挙が本年3月14日締め切りで行われ、難波孝夫 (神戸大)、渡辺誠 (東北大)、
田中慎一郎 (名大)、木下豊彦 (東京大)、木村真一 (神戸大)の5名が選ばれたことは
2000.03.22日付けの電子メールにてお知らせしましたので皆様御存じの事と思います。
その後、世話人5名の間の互選により、新会長として渡辺誠 (東北大)氏が選出されたこ
とを2000.04.07日付けの電子メールにおいて報告致しました。ここに改めてお知らせいた
します。尚、会長等の任期・選出方法についてはUUN Vol.1とVol.3に関連記事が載ってお
ります。従いまして、H12.4.1から2年間(H12.4.1-H14.3.31)は、
 会長 :渡辺誠
 世話人:難波孝夫、田中慎一郎、木下豊彦、木村真一(事務局を兼務)
の体制で懇談会を運営して行くことになりました。皆様のご支援、ご意見、ご批判を得て、
大きく発展して貰いたいものと考えています。どうか宜しくお願い申しあげます。

                          USOR利用者懇談会事務局
 

会長就任のあいさつ

                                      渡辺 誠(東北大科研)
                                      TEL: 022-217-5376
                                      FAX: 022-217-5379
                                      e-mail:  watamako@rism.tohoku.ac.jp

 本年の2月にUUUの世話人の選挙があり、難波孝夫さん(神戸大理)、木下豊彦さ
ん(東大物性研)、田中慎一郎さん(名大理)、木村真一さん(神戸大理)と私が選
ばれました。そして世話人の互選により私が会長になった次第です。事務局は木村さ
んにお願いすることになりました。任期は 2000年 4月から 2002年 3月までです。私
は最古のUVSOR 職員であり(化石)、UVSOR 建設にあたって皆様にとって不都合なこ
とを実行したり御迷惑をかけたことが多々あったのではないかと思っています。そし
て何かあると発想がどうしても旧UVSOR職員の発想になってしまいます。従いまして
、利用者懇談会の会長にはふさわしくないと思いますが、よろしくお願いします。
 UUUの活動として、これまでと同様にニュースを年に数回インターネット上で発行
し、共同研究募集や採択結果をお知らせしたいと思います。また、UVSOR側から直接
研究会等の情報が皆様のe-mail アドレスを利用して流れることも従来通りです。200
1年 1月の放射光学会年会・合同シンポジウム(広島大学)のUUUからの組織委員兼プ
ログラム委員にも木村さんにお願いしました。同シンポジウムの運営、プログラム等
につきましての御意見は木村さんにお寄せ下さい。将来計画につきましてはUVSOR側
からの情報を流すとともに、皆様の要望を伝えようと思います。2001年 12月には次
期世話人を選出し、UVSOR運営委員会の委員を推薦したいと思います。なお、今回世
話人が 5人中 4人まで旧UVSOR職員となってしまったことは、利用者団体としてはよ
ろしくないのではないかと思っています。皆様の御議論をお願いします。
 

退任の挨拶
                     神戸大学 難波孝夫
                     nanba@phys.sci.kobe-u.ac.jp

 1998年(平成10年)の4月に村田先生(京都教育大)からUVSOR利用者懇談会の会長
を引き継いでから2年が経ってしまいました。その間、利用懇としての仕事の大半を占
めるUUNの発行は事務局長を引き受けて頂いた福井一俊さん(福井大学、H11.4より分
子研流動部門助教授)に全面的に御願いして来ました。
 この間次のような活動を行ないました。
1.会員登録
 前々回(関会長(名大))から発足した電子メールによる会員の確認と登録。これ
は事務局の省力化と経費削減の為にこのかたちになったものですが、定着して来たと
思います。事務局の手間は大変なのですが、当面このかたちが最も望ましいものと思
われます。2000.02.29での登録者数は235名です。これに引き続き、新しい世話人選
挙を実行したのですが問題が2つ残りました。一つは新会長の挨拶にも有りますが、
世話人5名の内4名が旧UVSOR職員になったという点です。新しい体制で議論が進むと
思います。2つ目はこれまで懇談会会長はUVSORの運営委員に選ばれていたのですが、
今回(申し合わせ上)会長選挙がUVSOR運営委員選挙(1月中旬)の後の2月末に行な
われた為に結果的に会長を運営委員に送り込めなかった点です。これに関しては本年
1月のSR学会(分子研)の懇談会会合の折りに急遽私から「分子研の流動部門の教授
経験者のなかから運営委員が選ばれる様に関係各位に働きかける」ということで了承
を得ました(それを受けて上野信雄氏(千葉大学)が運営委員に選ばれました)。会
長選挙の時期に関して検討が必要です。
2.利用懇広報誌UUNの発行(UUN Vol.3 No.1〜 Vol.4 No.7)
 長いニュースはつい間遠くなり勝ちなので、短いものをその都度送る様に心掛けま
したが、それでも会員ヘの情報提供がついつい遅れ勝ちにってしまいました。
3.UVSOR利用者懇談会会合:
・1998秋の日本物理学会(沖縄)インフォーマルミーテング(16名参加)
・1999.01.07日本放射光学会(KEK)(12名参加)
・1999.09.24秋の日本物理学会(岩手大学)インフォーマルミーテング(18名参加)
・2000.01.07日本放射光学会(分子研)(28名参加)
 学会での会合は施設側とユーザーが直接意見を交換できる場として大変貴重で重要
な機会です。
(ユーザーの参加率が大きい)物理学会と放射光学会の会場を借りて半年に1度は設け
る様に務めました。会合では運営小委員会(利用懇会長の立ち場から私がメンバーの
一人に参加)によるUVSORの利用申請課題の事前審査結果の報告とか、施設側の将来計
画並びに施設の現状報告等が中心です。この内、1999.01.07日本放射光学会(KEK)
では利用懇運営の規則である「申し合わせ」の最終確認を行ないました(但し、入会
金の徴収については「今後実施のタイミングを図る」ため、今後の検討事項として了
解、現在に続く)。UVSORの運営に関して利用懇として何かを要請するとか、提案する
といったことは力不足もあって出来ませんでした。利用懇としての自立性と独自性を
高める事が引き続き今後の大きな課題です。

 さて、懇談会の運営にタッチしていた者としてUVSORの現時点の問題点を2つ指摘
しますと、
・UVSORの運営経費が引き続き15%カットのまま据え置かれていること。
(従って、前に行われていたBLのスクラップアンドビルドが出来無い状態)
・UVSORの次期計画の全体像が見えないこと。
でしょうか。後の点は日本におけるSX/VUVリング計画が手詰まりにある状態を受けた
もので、如何ともし難い難問です。しかし、新しい計画を外部にアピールした時、そ
れを取り巻く利用者の要望・動向がいろいろな形で問われるのは間違い無いことです
から懇談会としてキチンと意見が出せる体制を取っていることが重要になるでしょう。
これに関しては施設側からの強い視線を感じます。

 云うまでも無く、懇談会世話人・会長の任務はユーザーが施設利用を通して感じた
意見をまとめて(施設運営に反映出来るように)施設側に伝え、且つ交渉することで
すが、実行は難事です。これは(折りに触れて小杉施設長からも指摘されることです
が)懇談会としての自立性確保が十分出来ていない為です。・・・この様に分析は出
来るのですが「では対策は?」という問に答える事が出来無かったことをお詫び致し
ます。私自身は引き続き次期世話人の一人として選ばれていますのでこれらの案件に
ついて渡辺新会長に協力して行きたいと思います。皆様の御協力を御願いします。