From: Shin-ichi KIMURA <skimura@kobe-u.ac.jp>
Date: Tue, 25 Sep 2001 20:08:00 +0900
To: UUN@lunasor.ims.ac.jp
Subject: UUN 6(3) 2001.09.25 UVSOR利用者懇談会総会の報告

***********************************
*                                 *
*     UVSOR USERS NEWS (UUN) Vol.6 No.3 (2001.09.25)    *
*                                 *
***********************************
            UUN に関するご意見・お問い合わせ等は
             UVSOR 利用者懇談会(UVSOR Users Union)事務局
             uuuoffice@lunasor.ims.ac.jp
            UVSOR のホームページは
             http://www.uvsor.ims.ac.jp
                   (UUU のホームページもこちらから)


UVSOR利用者懇談会総会報告

                   東北大学多元物質科学研究所 渡辺 誠(会長)

 去る平成13年9月17日、日本物理学会秋季大会(於徳島文理大学)におきまして標記の会を開
催しました。出席者は19名でした。以下主な話題について報告します。

 最初の話題は鎌田さんからのUVSOR施設報告でした。まず人事関係で、鎌田、江田両氏の佐賀
大転出、持箸氏の短期助手就任の話がありました。次いで、全体的な事柄として運転状況モニ
ターの設置、各BL毎にPHSを設置、ショート事故、調整器の腐食によるガス漏れ、マシンタイム
の重複申請可・随時受付も、4回生の実験補助可などについて報告がありました。さらに、光源
の現況について冷却水系などの故障とその修理および速く診断できるビームモニターの実用化、
真空封止型アジュレータの準備、高出力FELの成功(1W)などについて報告がありました。な
お、エミッタンスを下げ、挿入光源を増やす光源の高度化計画については日本放射光学会誌(9
月号)に掲載されましたのでこれをお読みください。最後にビームラインについて報告がありま
した。主として点検評価に基づくビームラインの再構築についてでした。BL1Aが施設利用の2結
晶分光器ビームラインになること、BL2B1(グラスホッパー、表面)は数年内に現ビームライン
の活動を停止し、施設新助教授グループのために確保されること、BL3A1,2は新しいアンジュ
レータを用いる利用計画が立案されていること、BL7Aは2結晶分光器のビームラインから真空封
止アンジュレータのビームラインに変換され、BL6Bの光反応の装置が移動すること、BL8B1は数
年内に気相用から固体・表面用に変換されること、BL8B1の気体の実験はBL4Bが受入れることな
どが報告されました。さらに施設利用および所内専用ビームラインについて個別の活動現況につ
いて報告がありました。なお、ビームラインの高度化計画が、ビームライン再構築と高度化光源
の利用に向かって進められる予定であり、このことの議論が必要であるとのことでした。本懇談
会でも議論しなければならいことでしたが、この総会では時間の都合上先送りにしました。ただ
し、その後の連絡によりますと、本年11月26日(月)13時から27日(火)15時頃まで「ビームラ
イン高度化(第1回)」というUVSORワークショップが開催されることになっています。参加希望
の方は10月19日(金)までに繁政さんの方へ連絡をお願いします。

 2番目の話題は第15回放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウムについてでした。プログ
ラム委員の田中さんより報告がありました。会期は来年の1月11日(金)から13日(日)までで
会場は東大物性研と東葛テクノプラザです。発表申込の締切は10月1日(月)です。残念ながら
今回の特別講演や企画講演にはUVSOR関係からのものはありません。本懇談会総会は1月11日
(金)14時からです。なお、放射光学会の太田会長より、登壇者の資格を放射光学会会員と共催
団体会員(UVSOR利用者懇談会会員は可)に限ること、放射光施設、利用者懇談会のみに所属し
ている人に対して、放射光学会への入会を勧誘することおよび放射光学会の名簿と各利用者懇談
会の名簿をまとめて放射光学会が名簿を出版し、その際の費用は各懇談会から徴収するとの提案
がありました。会長は連絡のとれた幹事と相談し、前2者については先回の佐藤会長の提案に対
してと同様、賛意を表しました。しかし、3番目の項については、本懇談会は会費を徴収してい
ないので、態度を保留する旨伝えました。

 3番目の話題は本年7月17日(火)に開催された第38回極端紫外光実験施設運営委員会について
でした。本懇談会推薦の委員である難波さんが外国出張からの帰国直後で出席できず、代りに事
務局の木村さんが報告しました。報告事項である施設の現況についてははじめの鎌田さんの報告
と同じです。審議事項については平成13年度後期のマシンタイムが決定されたこと(ユーザータ
イム17週、内シングルバンチ1週、UVSOR施設利用申請82件、内81件採択)と、外国からの利用を
受け入れルールができつつあることが報告されました。また、ビームラインの再構築について
も、はじめの鎌田さんの報告を参照して下さい。なお、概算要求は分子研の新設要求である分子
スケールナノサイエンスセンター(仮称)と強く連携して行なわれるとのことでした。

                                     以上

重要会議申込締切日

○10月1日(月):第15回放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム(平成14年1月11日
(金)〜13日(日))発表申込締切 (学会事務局へ)

○10月19日(金):UVSORワークショップ「ビームライン高度化計画(第1回)」(平成13年11月
26日(月)〜27日(火))参加申込締切 (UVSOR 繁政さんへ)