Date: Fri, 11 Oct 96 12:41:22 JST
From: UVSOR USERS NEWS 
Subject: [UUN:8] UUN 1(3) 96/01/26 UVSOR 利用者懇談会総会報告 
To: UUNML@wbase.fuee.fukui-u.ac.jp (UVSOR Users (News) ML)
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UVSOR利用者懇談会への正式登録を!!!(前号・今号2a2を参照)


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*     UVSOR USERS NEWS (UUN) Vol.1 No.3 (1995.01.26)     *
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                前号 Vol.1 No.2 は 1996.1.18 発行済
                事務局 uunoffice@lunasor.ims.ac.jp

UVSOR利用者懇談会総会報告

                      UVSOR利用者懇談会事務局
   
  第9回放射光学会年会・合同シンポでUVSOR利用者懇談会総会が開かれま
 した。以下に、プログラムに従って簡単に報告します。[ ]内は、事務局から
 のコメントです。

  今回は、時間が短くて、十分な討議ができなかったと反省しています。少し延
 長したため、後続のINS−SORにもご迷惑をお掛けしてしまいました。次回
 は3時間程度とれると良いと思いますが、学会全体での総量規制はありそうです
。

 日時:1月8日(月)13:00 - 15:00
 場所:分子研研究棟 101 号室

1.UVSOR施設の現状と将来 (13:00-14:00)

  a.施設全体および分子研の将来計画

    1. 分子研とUVSORの将来計画        UVSOR  小杉信博 (15min)
       進行中のビームラインのスクラップアンドビルドを超えた中長期の
       UVSOR将来計画について種々の委員会(外部委員も含む)で
       討議されており、新リングの素案も出ていることなどについて、
       資料を配布しての説明がされた。[詳しい資料はUUN1(4)
       として別に配布します]。

    2. UVSOR の現状 - 光源          UVSOR  濱広幸   (7min)
       平成7年前半のシャットダウンからの回復、前後での状況の違い
       を中心に報告があった。またビームタイム延長が恒常化しており、
       何らかの形でキチンと扱うようにする必要が指摘された。

    3. UVSOR の現状 - ビームライン      UVSOR  鎌田雅夫 (7min)
       各ビームラインの現況と、平成8年のワークショップでは、赤外・
       レーザー関係を扱う可能性があることが報告された。

  b.ビームラインのスクラップアンドビルド
    1. BL7B                 福井大 中川英之 (5min)
       瀬谷波岡型から直入射型の分光器への移行を中心とする新ビーム
       ラインの設計製作の現状と、スケジュール(7ー8月納入、
       9ー10月特性試験、11ー3月種々のテスト実験)、平成8年度
       UVSOR課題研究に応募したことが報告された。

    2. BL7A                 UVSOR  木下豊彦 (5min)
       各種の要望、意見(試料への集光、YB66の導入、4T/2T
       運転、結晶交換の容易化のための改善、試料室等)に対する
       対応策を中心に説明があった。

    3. 気体ビームライン           分子研 伊吹紀男 (5min)
       ビームラインのラインアップと、BL8B1に導入する、質量
       分解能1を実現できる予定のリフレクトロン型質量分析器について
       紹介があった。

    4. BL8A                 名 大 正畠宏祐 (5min)
       固体表面光化学、軟X線顕微鏡、SORコヒーレンスの3領域で
       共用しており、マシンタイム、装置の恒常設置などの問題がある
       こと、平成8年度はミラーの再コートと、10月までに将来計画を
       決めるためのワークショップを開くことを予定していると報告され
た。

             休憩 14:00-14:05
             
2.懇談会の現状と今後の方針 (14:05-14:50)
  a.報告
    1. 活動報告               名 大 関一彦
       懇談会発足の経緯、第1回世話人会、UUN1(1)発行を中心に
       活動報告がされた。

    2. 会員確定状況             福井大 福井一俊
       メーリングリスト確認には非常に積極的な反応があったものの、
       これと懇談会入会登録が混同されたこともあって、正式登録は
       殆どされていないとの報告があり、登録方法が説明された。
       改めて登録を呼びかける予定[UUN1(2)です。宜しくお願い
       致します。]

    3. ニュース発行作業の報告と反省     関・福井(以下同じ)
       ・最初で色々なことがあったとはいえ、メールになじみにくい
        大量文書を送ってしまった。
       ・登録、アンケートなど、反応を求めるものが大量文書に
        埋没してしまい、殆ど反応がなかった。
       ・今後は、メールの特徴を活かして、少量多数回で機動的に発行
        する予定。
       ・メールは事務局の労力、経費削減に有効なので、行けるところま
        でこれでやってみる。

  b.議事
    1. 次期会長の選出 
       現会長の関の任期は平成8年3月までであり、平成7年1月に承認
       された当面の運営方針では、「会長は世話人会(客員助教授経験者
と
       現客員)で互選し、本人の了解を得て決める」となっている。第1
回
       世話人会で京都教育大の村田隆紀(むらた たかとし)氏を次期会
長
       に選出し、ご了承戴いたむね報告された。任期は平成8年4月−
       10年3月。

    2.年会・合同シンポジウムの継続の可否
       2年間にわたり、放射光学会年会・合同シンポが開かれてきたが、
       ここでこの形式を継続するかどうか見直すことになっている[UU
N
       1(1)第10項参照。1995.1.。14発行]討議の結果、
       UVSOR利用者懇談会としては、継続に賛成することとした。
       但し、現在は、学会、施設、利用者団体、実行委員会などの間の
       役割分担、相互サポートのルールが曖昧で多くの支障を生んでいる
       ので、学会を中心にルール整備をして欲しいとの要望があり、見直
し
       委員会で提議することにした。[同日夜の第1回見直し委員会で、
       このむね報告・提議した。UVSOR、東大物性研、SP−Rin
       g8の施設・利用者団体は継続賛成、PFでは特に施設での討議が
       不十分との事であったが、”施設報告とPF懇談会総会は年会・
       合同シンポで、その他はPFで独自に”程度を軸にPFで討議して
       もらい、3月末までに結論を出すことになった。]
       
    3. 規約作成
       会長から、UVSOR利用者懇談会の今後のステップとして、世話
人
       などから、「早く団体としての体制整備を」、「組織いじりよりも
、
       実績の積み重ねを」の両意見が出ていることが紹介され、規約整備
       を考えるとしたときのポイントとして、
          ・各種委員(会)、幹事類
          ・会員に種別を作るか、賛助会員を作るか
          ・会費を徴収するか
       等があることが指摘された。種々討議があり、世話人は殆ど物理
       分野の人であり、化学系の補強を、等の意見がでた。体制整備に
       ついては、引き続き事務局・世話人会を中心に検討していくことに
       した。
    
3.その他
       時間の制約もあり、特になかった。